中卒・高卒でも就職できるの？
就職を考えている方の中で、中卒・高卒の方は、学歴が気になる方も多いでしょう。
実際に、世間では「中卒・高卒では就職は難しい」というイメージを持たれています。
しかし中卒・高卒からの就職は十分に可能です。
学歴が中学、高校で終わっている方でも、就職して活躍されている方は多くいます。
とは言うものの、スムーズに就職活動を行うには「中卒・高卒でも狙うことができる職種」にターゲットを絞ることが得策です。
今回はその職種をご紹介していきたいと思います。
また最後にはみなさんにオススメの情報もありますので、是非最後までご覧ください。
中卒・高卒にオススメの職種7選！
営業職
営業職は学歴が必要と思っている方も多いのではないでしょうか。
実際に営業職ではマーケティングや市場分析などの高度な知識を求められることもあります。
しかし営業職では「行動力」が最も重要なのです。
例えば、知識はあっても行動力がなければ新規開拓はできませんし、個人の自宅や企業を数十件、又はそれ以上を回ることもできませんよね。
会社としても営業の回数を増やしてくれることで、より多くの顧客獲得に繋がるので、積極的に行動して数字を追い求めてくれる人材を必要としています。
つまり、営業職にとって重要な「行動力」を持ち合わせている人であれば、学歴に関係なく採用される可能性があるのです。
公務員
公務員は学歴に関係なく、公務員試験に合格さえすればなることができます。
受験資格は年齢制限を設けている代わりに学歴不問であるものが多いので、そういう意味では一般企業よりも採用されるチャンスがあると言っても良いでしょう。
加えて、公務員は安定した月給を得ることでき、経験なども不問です。
しかし、学歴は必要ないといえども試験のレベルは決して低くないので、かなりの学習が必要です。
よって、中卒・高卒で公務員を目指す方は、忍耐力や継続力が必要になってきます。
ちなみに、公務員試験は上級・中級・初級、又は1類、2類、3類と分類されていて、上から「大学卒業程度」「短大卒業程度」「高校卒業程度」の学力が求められます。
また、高校や大学の新卒者以外の社会人枠は定期的に募集していないので、必要に応じて募集をかけています。
そのため中卒・高卒で公務員にチャレンジする人は、チャンスを逃さないように常に情報をチェックしなければなりません。
介護職
介護業界は慢性的な人手不足と、業界内の高齢化が深刻化しており、若い人材を必要としています。
無資格から始めることができ、仕事をしながら資格を取得できるのが介護業界の大きな特徴です。
また人手不足の影響で岸田政権が掲げた介護職の賃上げにより、一人当たり月額約9000円の手当が支給されることになりました。
2022年2月から9月は全額国の交付金として支給され、10月からは介護報酬に組み込まれて恒久化されるそうです。
加えて介護職の給料は年々増加しています。
厚生労働省が毎年公表している「介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職員の平均給与額（月給・常勤）は2019年2月は307,430円なのに対し2020年2月は325,550円と、18,120円増加しています。
この調査からも分かるように、介護職の給料はとても良いと言えるでしょう。
しかしその分、身体が思うように動かない方をお風呂に入れてあげたり、耳が遠い方とのコミュニケーションも必要となるので、大変な仕事となります。
その状況でも耐えることができる方であれば、中卒・高卒の方でも活躍することができるでしょう。
事務職
事務職は書類作成やデータ入力、書類の整理といったデスクワークが中心になる仕事となります。
座り仕事で肉体労働と言える業務は少ないですが、仕事は多岐に渡り、他部署と連携して進めることが多いため、人当たりの良さや柔軟性が求められます。
また事務員として一括りにしても、一般事務・営業事務・医療事務などがあり、それぞれの仕事の範囲は勤務先によって異なります。
いずれの事務職にしても、学歴を問わないので、柔軟性や人当たりの良さが必要になります。
また、デスクワークが苦じゃない人であれば、中卒・高卒の方でも活躍することができるでしょう。
販売職
アパレルや化粧品などの販売職も中卒・高卒の方の就職に適した職種になります。
特にファッションやメイクが好きな方の場合、自分のお気に入りのブランドの店で働くことができると嬉しいですよね。
販売職は、店頭に立つ時間が多いために体力が必要な職種であるため、体力に自信のない方にとってはしんどいかもしれません。
しかし、自分の好きな商品を取り扱ったり、自分の好きな服を着て仕事ができるため、それらをモチベーションにして働いている方も結構います。
難点としては、営業職と同様に自分の売上に応じた歩合給のある販売店も多く、実力主義の世界でもあります。
よって、中卒・高卒の方でも人とコミュニケーションを取るのが好きだという方にはおすすめできるでしょう。
また、シフト制が多く働く曜日や時間が不規則になってしまうことが注意点として挙げられます。
工場作業員
食品・自動車・精密機械など工場の職種も様々ですが、多くの工場で共通しているのは、「一からマニュアルを学ばなくてはいけない」と言う点です。
つまり、どんなに高学歴の人「知らない」状態からスタートし、中卒・高卒の方でも活躍することができると言えます。
スタートがみんな同じなだけあって、「今まで何をしてきたか」よりも「これからどれだけ働くことができるか」が重要視されます。
また、仕事の進め方が高度にマニュアル化されている工場では初心者でもすぐに仕事を覚えることができます。
よって、就職したらマニュアルを完璧にこなせるように努力しましょう。
そこで「より効率性を求めるにはどうすれば良いか」などを考えられるようになれば、キャリアップも見えてくるかもしれません。
ITプログラマー・システムエンジニア
最後にご紹介するのはITプログラマー・システムエンジニアです。
IT業界は介護業界と同様に、急速なIT化に伴い、人手不足に陥っているため、新たな人材を積極的に受け入れようとしています。
よって、中卒・高卒の方でもプログラミングの知識があれば、IT業界で働くことができる可能性が高いです。
大学や高校に通っていなくても、独学でアプリやホームページ、ブログを作った経験などがあれば採用される可能性が高まります。
IT業界は今後も伸びていくと予想されている業界です。
そのためプログラミングなどの専門技術を身につけておけば、転職をするときも役に立つため、中卒・高卒の方におすすめしたい職種になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中卒・高卒の方でも活躍できる職場が多く存在することを理解していただけたでしょうか。
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