メタバースで仕事はできるの？
近年、世界中で大注目のメタバースですが、メタバースを通して仕事を行うことは可能なのでしょうか。
結論から言うと仕事をすることは可能です。
例えば
- アバター案内スタッフ
- アバター店員
- P2Eと呼ばれるゲーマー
などがあり、これらの仕事はメタバースの発展に乗じて益々働き手が増えていくと考えています。
しかし、メタバースで仕事をする上で、必要な資格はあるのでしょうか。
もしあれば一体どんな資格やスキルが必要なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
メタバースで何ができるの？
まず初めに、メタバースでできることをご紹介します。
世界中の人と交流できる
アバターを操作して、その世界にいる人とどこにいても自由にコミュニケーションを取ることができます。
実際に近づいて話をするため、バーチャルではありますが、実際に話しているように感じることができます。
自身の容姿が相手に見えないため、国籍や性別関係なく、人とコミュニケーションを取ることができるのも魅力のうちのひとつですよね。
ゲームで稼ぐことができる
「どうぶつの森」や「フォートナイト」などメタバースを取り入れているゲームが増えてきています。
それらに加えて、遊びながらお金を稼ぐことができるゲームも増えています。
実際に、フィリピンではメタバースゲームだけで生計を立てている方もいるのです。
ゲームで生計を立てることにロマンを感じる人も多いのではないでしょうか。
アイテムの購入
メタバース内ではNFTを売買することができます。
アバターの衣装、アイテム、土地などを売買することが可能となっており、今後もさまざまなアイテムが登場することが予想されます。
イベントへの参加
メタバース上ではイベントも頻繁に行われます。
ライブや展示場などのイベントにアバターで参加できるため、体の不自由な方でも気軽に参加できるのは魅力的ですよね。
必要な資格はあるの？
メタバースで仕事を行う上で、必要な資格は存在するのでしょうか。
実際のところ、資格に関しては必須のものはありません。
しかし、「メタバースマスター検定」という資格は存在し、「将来的にメタバースでビジネスを行おう」と考えている人は役に立つかもしれません。
メタバースマスター検定
この検定は株式会社リアルエステート・エージェント・ジャパンが、新時代を切り開く人材として、メタバースを活用できる人材育成を目的とした実践型資格検定となります
そこでメタバーススクール「アカデミア」を設立し、2022年4月12日にメタバース空間で入学式を開催しました。
この検定を取得することで、メタバース空間内での講義、イベント、ビジネスコンテンツの創出等が可能な人材となり、今後の日本のメタバースを引っ張っていく人材になることができるかもしれません。
この検定の内容は、実際にメタバースプラットフォームにアバターとして30日間以上滞在し、その間にさまざまなプログラムに参加します。
そこで知識やスキルを習得が可能な他、「メタバース研修入門編」「メタバース研修応用編」などの講義を受講し学科試験の合格を目指します。
期間は30日〜60日間で、受講費用は1ヶ月で4980円、2ヶ月で9960円となっております。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
必要なスキルはあるの？
メタバースでの仕事において、必要な資格はないですが、スキルに関しては必要なものが多くあります。
もちろん職業によっては変わってきますが、ここでは需要のあるスキルを3つご紹介していきます
クリエイティブスキル
クリエイティブスキルとは、プラットフォームの中で使用するものを制作するスキルになります。
例えばメタバースは3Dの建物やキャラクターなどで出来ているため、3DCGソフトでさまざまなものを作るスキルが必須となります。
そしてメタバースの中では、利用者に体験してもらうためのアバターが必須となり、そのアバターを動かすのに必要なのがゲームエンジンです。
ゲームエンジンは他にもグラフィックスやサウンドなどの環境を加えることができます。
ゲーム制作ソフトでは、3D空間にカメラや照明などを設置し、プログラミングすることでコンテンツを作成することができます。
これらのように、何かを作り出すクリエイティブスキルはメタバース市場では需要の高いスキルとなっています。
主に使われているソフト
- Blender（3DCG制作ソフト）
- Unity（ゲーム制作ソフト）
- Unreal Engine（ゲーム制作ソフト）
ゲーム開発の経験がある人は、即戦力で活躍できそうですね。
システム開発のスキルとプログラミングスキル
システム開発のスキルとはプラットフォームを作成するスキルであり、そのプラットフォーム開発にはプログラミングスキルが必要になります。
プログラミング言語の種類
- Java
- JavaScript
- C ++
- C♯
- PHP
- GO
- Python
これらを学ぶ方法は、以下の方法があります。
- 書籍を活用する
- プログラミングコードを写経する
- ウェブサイトを活用する
- スクールに通う
最も効率が良いのは、スクールに通うことでしょう。
わからない部分をすぐに聞くことができる環境の他、同じ目的を持つ仲間ができることも、自身のモチベーションを維持に繋がり、効率よくプログラミングを学ぶことができます。
不動産取引の知識
メタバース内における不動産取引が近年注目されています。
というのも現在多くの企業がメタバースに参入しており、同時に土地を必要としている企業も増えてきています。
そこで土地売買の際に、不動産の知識がある人材が必要になってくるのですが、不動産業界自体の人材が慢性的に不足しているため、メタバース内における不動産人材も不足してしまっています。
よって、不動産業界の経験がある人、知識がある方はとても良いチャンスとなっています。
しかし今現在、全く知識がないという方でも諦める必要はありません。
宅地建物取引士という国家資格を持っているだけでも、メタバース内の不動産業界で十分に活躍することができるでしょう。
よって不動産に関する知識は今後メタバース界隈で需要が高まってくると予想されます。
他にも必要なスキル
他にも必要なスキルとして以下のようなものが挙げられます。
- マーケティング
- 企画
- プロジェクトマネジメント
- プロックチェーンの技術やNFTの知識
- 法人営業
- 経理・財務
NFTに関してはまだ発展途上となっているため、注目度も高くなっています。
よって勉強しておくと良いかもしれませんね。
どんな環境でも活躍できるように、上記のようなスキルを身につけておくこともひとつの方法です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
メタバースでできること、メタバースで働く上で必要な資格やスキルを理解することはできたでしょうか。
必須の資格はありませんが、必要なスキルは多くあります。
ご紹介したスキルを持っていない方でも、これから学習することで発展途上であるメタバースで活躍できる場所はいくらでも生まれるでしょう。
特に不動産に関する知識は、今後のメタバースの将来性を見込んで注目したいスキルとなっています。
また、この記事をご覧の方の中には、不動産業界に興味を持った方もいるのではないでしょうか。
不動産業界は慢性的に人材が足りていないため業界未経験でもチャレンジしやすくなっています。
加えて不動産業界で得たスキルは転職にも有利に働くため、挑戦してみて「やっぱり違うな」「自分には合わないな」と感じたときには別の道を選択することもできます。
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