【総理追究】なぜ、岸田内閣の支持率が高いのか!?その理由を専門家が解説!|BATTLECRY

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最高値の支持率を持つ岸田内閣

https://mainichi.jp/articles/20211005/k00/00m/010/142000c

5月27日〜29日に日本経済新聞社とテレビ東京が実施した世論調査で、岸田内閣を支持すると答えた人が66%に達しました。

これは昨年10月の最高値をさらに上回る数値となっております。

しかし岸田政権は発足当初は決して高支持率とは言えませんでした。

そこから徐々に伸びてきて、約8ヶ月後には最高値を更新するという動きを見せてるのです。

ではなぜ、岸田政権はここまでの支持率を獲得しているのでしょうか。

岸田文雄内閣総理大臣ってどんな人?

https://www.kantei.go.jp/jp/rekidainaikaku/100.html

先ず本題に入る前に、岸田総理についての理解を深めていきましょう。

岸田総理が政治家の道を歩み始めたのは1992年。

開成高校の出身で3度の東大受験に失敗し、早稲田大学に進学。

卒業後は旧長銀(日本長期信用銀行)に入行。父である岸田文武の秘書を経て衆院議員になりました。

2012年12月の安倍内閣発足以降、外相や防衛相として安倍政権を支え、単独の外相在任連続日数は歴代最長となっています。

2020年の自民党総裁選では「ポスト安倍」の有力候補として期待をされたが、安倍政権で官房長官だった菅義偉に敗北してしまいました。

しかし2度目の総裁選で、河野太郎、高市早苗、野田聖子を破って自民党総裁に選出し、「日本は民主主義の危機にある」「分断から協調へ」「チームを重視」「説明が大切」など、安倍・菅元首相とは違うカラーをアピールしました。

ではそんな岸田総理がなぜここまで支持されているのでしょうか。

その要因を順にご紹介していきたいと思います。

支持率が高い要因

日本人に合ったスタイル

岸田総理のスタイルは日本人に合ったスタイルだと言えるでしょう。

というのも、アメリカは、はっきりと物事を言ってほしい、と本音を持つ人が多いのに対し、日本人は全くそうではありません。

「徹底的にやらなくていい」「いい塩梅でやってほしい」「ほどほどでいい」などという意見を持ってる人が多いのです。

日本は聖徳太子の時代の十七条の憲法で「和を以って貴しとなす」とあるように、昔からみんなの意見をよく聞き、納得できる線でまとめよう、ということが好きな国民性だと考えられています。

そこで岸田総理のスタイルは、「聞く力」が強みであるため、日本社会に非常にマッチしていると言えるでしょう。

このマッチが高支持率に繋がる要因の一つだと考えています。

失点が少ない

失点が少ないのも要因の一つでしょう。

これまでの岸田政権で大きな失敗はありません。それは「官邸官僚」がしっかりしているおかげということもあります。

手跡秘書官の嶋田氏は元経産事務次官ですし、秘書官・宇波氏は財務省の本流の次官からの起用です。

他のメンバーを見ても各省のエース的な存在の人物が起用されています。

またその他にも、岸田総理と同じ開成高校出身者も政権をしっかりと支えています。

このような体制がしっかりしているため、岸田内閣は大きな失敗があまりありません。

知床沖での遊覧船が消息を絶った時も、すぐに熊本から帰京しましたよね。

このような行動も国民への安心感を与えています。

このような行動から危機管理が岸田総理はしっかりしていると言えるため、失点が少ないと言えるでしょう。

人柄が評価されている

テレ東BIZが調査した、岸田内閣を支持する理由の結果をご覧いただきましょう。

  • 人柄が信頼できる(33%)
  • 安定感がある(25%)
  • 自民党中心の内閣だから(24%)
  • 国際感覚がある(15%)
  • 清潔である(12%)
  • 政策が良い(10%)
  • 指導力がある(9%)
  • 政府や党の運営が良い(9%)
  • 言えない・わからない(5%)
  • その他(3%)

以上の調査結果から、最も支持される理由は岸田総理の人柄ということがわかりました。

では岸田総理は一体どんな人柄なのでしょうか。

後援者の方は以下のように言っています。

岸田総理は決して人の悪口を言いません。市議会議員に対しても、先生と呼ぶなど人柄は抜群と言われています。一方で「戦わない男」「つまらない男」などと揶揄されることもあるそうです。

また別では誰とでも仲良くなる性格とも言われており、地元ではファンも多いそうです。

友人からは、昔から自己主張をする人ではなく、人の話をよく聞く人だと言われています。

「宏池会のプリンスという育て方をされ、謙虚で誠実な人柄でそつなくこなしてきた」とも言われているのです。

他の有権者からは、「柔らかい語り口や誠実な人柄は誰もが認める一方、真面目すぎる」との声も出ています。

これらの情報を見ると、岸田総理の人柄には誰もが好感を持つことができますよね。

ウクライナ問題への対応

支持率が高い要因の4つ目として、ウクライナ情勢への対応が評価されているというのもあります。

こちらもテレ東BIZの調査ですが、「ウクライナ情勢への日本政府の対応を評価するかしないか」というアンケートで約7割が評価すると答えた。

ロシアへの経済制裁に対してのアンケートも見ていきましょう。

  • 制裁は適切だ(44%)
  • 制裁をさらに強めるべきだ(41%)
  • 言えない・わからない(8%)
  • 制裁は厳しすぎる(7%)
  • その他(0%)

といった結果が出ています。

日本政府の対応に対して反対している人は現時点では少ないのかもしれませんね。

また避難民受け入れの態勢にも賛成する人が約9割となっております。

岸田総理の対応は多くの国民の願いを叶えている状況とも捉えることができます。

男前だから!?

こちらは少し番外編ですが、男前というのも要因の極一部ではあるかもしれません。

先ほど、岸田総理の地元にはファンがいるということも少し述べましたが、安倍元内閣総理大臣も以下のように述べています。

「同期一番に男前なのは、岸田文雄、そして同期一番性格が良いのは安倍晋三と言われていた」と。

内閣職員の女性も岸田総理には全員がうっとりしていたというのも事実らしいです。

また世論調査では、必然的に若い人より年配の方への調査が多くなってしまいます。

よって、岸田総理と同い年ほどの方が男前だと思っているため、支持率も高いのではないかと、勝手ながら推測できます。

一方で支持しない声も実在する

これまでに岸田内閣が高支持率に要因を紹介してきましたが、支持しない意見も実在します。

例えばよく言われているのは「何もしない」部分です。

岸田総理の実績を聞かれても、即座に列挙できる人は少ないでしょう。

それはその人が勉強不足だからという理由ではなく、実際に目立った実績がないためなんです。

この具体的行動がない岸田政権はある意味、保守的なスタイルと言っても良いでしょう。

社会的に重要な問題については「緊張感を持って注視していく」などと言って何もしていない、この行動が政権支持率を高水準で維持している秘訣なのです。

裏を返せば、行動的になると同時に批判の声が溢れ、支持率が一気に下がることもないとは言い切れないでしょう。

また最近では「節電」の呼びかけに批判が集まりました。

岸田政権はネット上での評判はあまり良くはなく「何もしないことをバリエーション豊かに表現するだけのおじさん」などと揶揄されています。

岸田総理は「最大限の節電にご協力いただくよう、今一度お願い致します」とツイートし、具体的な施策を打ち出していない行動からこのような揶揄されているのでしょう。

これは一理あるかもしれませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

岸田総理が支持率を上げている要因について理解できましたでしょうか。

ここで取り上げた要因だけでなく、他にも様々な要因があると考えています。

しかしこれといった実績を残していない岸田政権。

これからの動きに注目し、期待したいですね。

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